2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。
年の瀬です。
今年も,もう今日と明日を残すばかりになりました。

今年は,あまりこのエッセイ欄を書けなかったのですが,それというのも,いくつかの場面で観て下さればわかりますように,大学の役職で,一応,対外的な産官学関連の会議であるとか,岡山県の大学が寄り集まって事業を進めようとしている大学コンソーシアム岡山とか,岡山オルガノンとか・・・そして,横断的な研究会・・・メディカルテクノおかやまとか,おかやま生体信号研究会とか・・・に,大学の代表としてっていうか,代表である学長先生の代理で顔を出す役割を仰せつかったもので・・・とにかく,岡山などへ出かけることが,昨年度までに比べて極端に増えました。

その上,例年通りっていうか,学会などもいろいろと参加しましたし,7/3-4には,第18回日本臨床環境医学会学術大会も無事に終了しましたし・・・結構,大変な一年でした。スタッフ的には,村上先生が3月一杯で辞められて後は,補充もなく,現在のメンバーで精一杯やっていこうってスタイルでした。しかし,来年春には,林先生も大学院卒業で,皮膚科臨床に戻ってしまうし・・・可也痛いですね,本当に!

ただ,一応,科学技術振興調整費をはじめ,いろんな資金が,今は裕福ですが,これがいつまでも続くかどうかは(勿論,継続出来るように最大減の努力はするにしても)分からないので,とにかく,メンバー一人ひとりが精一杯に研究に向かっていきましょう! って思います。

今日の大学の大槻の居室の外も冬ざれた景色です。2009.12.30.

そして,明日の大晦日から元日にかけては,日本列島は大荒れの天候になるそうです。そういえば,こじんてきにも上記の大学の役職の件もそうですが,ネットラジオを始めたりってことも可也激動でした。勿論,日本自体も,民主党政権となった政権交代! そして,僕らの関係では「事業仕分け」にて,若手への科学技術の支援の費用が不定されたりして・・・ノーベル賞受賞者や東大や京大などの学長先生たちがそれに憤りを感じるという記者会見も開かれていました。確かに,総論として,国債ばかりが増加しているこの国で,無駄な予算を減らしましょうっていうのは,よくわかります・・・そして,しかし減らされた現場となると,所謂「総論賛成,各論反対」ってことになっちゃうのかも知れません・・・・。では,ダムとか高速道路,新幹線の新設はどうだって考えた場合,僕の今の生活では,不要って,それこそ無駄って感じていますけれど,そこが明日のパンにつながっている人たちもいらっしゃるのでしょう・・・国民一人ひとりが,全体像を観れるようになるかっていうと,なかなか,それは難しくって,明日のパンの補償はないと・・って,そして働く喜びもないと,人は,なかなか,上手く活きては,生きてはいけないようにも思いますよ!

なんて・・・。

とは,いえ,後1日半で,今年も,2009年も終わりです。

いろいろと大槻には,視野が広がる重要な年でした。

最後の,12/28-29に富山でお邪魔させていただきました富山大学の齋藤教授との出会いも,僕にとっては画期的で,素晴らしいものでした。
来年は来年で,3月のSOTや4月のISOEAID'10での新たな出会いもあるでしょう!

そういった,ひとつひとつの出会いを大切にしていきながら,自分たちの仕事が,最終的に将来の患者さんなどに役立つ福音になるべく,その意識を忘れずに,皆で,努力していきましょう。

今年も一年,ありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。